児童英語教師 (児童英語講師)になるにはどうしたらよいのでしょうか。
具体的な働き方は5通りあります。
1)大手の子供英会話スクールに就職、勤める (正社員)
2)近所の英語教室に勤める (パート・アルバイト)
3)自分で英語教室をひらく (自営 or フランチャイズ)
4)英語サークルをつくる
5)小学校で教える
では詳しくみていきましょう!
(1)子供英会話スクールに就職、勤める
新卒や独身の方で、先生になりたい人にお勧めの方法です
全国になる大きな英会話スクールで、子供向け教室があるところでは「英会話のイオン」「ジオス」「NOVA」といったところがあります。
イオンの2010年度の募集要項をみると “TOEIC 850点以上相当の英語力・会話力のある方 ・未経験でもOK(研修あり)” といった条件。
求められる英語レベルはわりと高めな印象ですよね。その代わりティーチング研修は充実しているようです。保育士の資格が必要なところもあります。
もしあなたが、幼稚園教諭資格をもっているなら、プリスクール(英語幼稚園)の求人もさがしてみるとよさそうです。
(2)近所の英語教室に勤める
独身、既婚の方どちらにもおすすめです。
大手ではなく個人営業の英語教室に勤める方法です。公文教室でも英語を教えています。ほとんどがパートかアルバイトの勤務になると思います。
(3)自分で英語教室をひらく
独身、既婚の方どちらにもおすすめです。
自分で英語教室を主催するほうほうです。場所は自宅の1室を使ったり、公民館や集会所の1室を借りることになります。具体的には自分でオリジナル・レッスンプランを考える方法とECCやアルクと提携した“フランチャイズ”と呼ばれる2つの方法があります。フランチャイズ方式ではレッスンプランや生徒集めには提携先企業が力を貸してくれてるので初心者には安心ですが、その代わり“提携料金”として一定のお金を収める必要があります。
経営が安定するまでに時間がかかる場合がほとんど。すぐに安定した収入が欲しい!という人には向きません。逆に「夫の扶養範囲内で働きたい」という既婚者にはオススメです。
(4)英語サークルをつくる
独身、既婚の方どちらにもおすすめです。
生徒を集めるには、個人的な信頼が必要です。無料ボランティアで教える場合もあり、あまり収入には結びつかない方法です。「英語を教えたという実績が欲しい」「自分に自信をつけたい」という方にオススメです。
(5)小学校で教える
今、注目されている働き方です!
2011年から公立小学校で英語必修が決まり、注目を集めています。小学校での直接雇用、派遣といったさまざまな働き方があります。 これまで紹介してきた(1)~(4)までよりも、生徒の対象年齢が高いのでレッスン時にはより教えるテクニックが必要となるので注意が必要です。
これまではネイティブの先生に注目が集まっていました。しかし実際に授業をスタートさせてみると「日本語が上手でないため、生徒とコミュニケーションが上手にとれない」という問題点がでてきてしまいました。小学生ですから、赤ちゃんや幼児と違い、ある程度は理屈でわからないと英語レッスンそのものに拒否反応がでやすい時期なのです。そういったこともあり、どうしても授業が進まないときには日本語でケアできる日本人の先生への求人が徐々に多くなってきています。小学校で働くには、「小学校英語指導者資格」「小学校教諭資格」を持っていると有利になることがあります。
⇒ 「小学校英語指導者資格」 がとれる講座を詳しくみる
児童英語教師と 資格
医者や弁護士として働くには国が認めた資格が必要です。
しかし児童英語教師になるために、特別な資格というのは必要ありません。
ですがどんなに英語力があってもいきなり「子供に教える」ということは難しいでしょう。
まず年間レッスンの予定をつくったり、子供はどんなことに興味をもつのか、といったことなども学ばなければなりません。
そこでそういった事をクリアするために通信教育、通学ともに「児童英語教師養成コース」というものがあります。もしくは大手英会話スクールなどに直接就職すれば入社研修として教えてくれるはずです。
児童英語教師に必要な 英語力レベル
「児童英語教師養成コース」を受けることを前提とするなら、英検2級、TOIEC600点以上を目安としてください。
こういった養成コースを受講せずに、直接勤務するのならば最低でも英検準1級、TOEIC800点レベルが必要です。
また、赤ちゃんや幼児に英語を教えるときには、文法や構文といった難しいものよりも、「きれいな発音」「ネイティブに近い発音」が一番求められている気がします。(もちろん先生には文法の知識が絶対必要です)
なぜなら赤ちゃんや子供に教える場合はまずは、楽しく遊べるリトミックや歌などからスタートするからです。もしあなたが英語歌が得意だったり、留学経験がある場合にはプラスとなるでしょう。
もし発音に自信がないならば、発音の矯正を意識しておこなっておくべきです。毎日コツコツと英語をヒアリングし続けることが重要なので通信講座や書籍の矯正プログラムで十分だとおもいます。(もちろん毎日通学&ネイティブにマンツーマン指導してもらえるなら、そのほうがベストです)