この度バイリンガルの子供に関する新しい論文が発表されました。

2つの言語を話すバイリンガルの子供は
1つの言語を話す子供に比べて、
会話を理解する能力が高いとの論文を、
板倉昭二京都大准教授(発達科学)や英シェフィールド大のマイク・シーガル教授らの研究チームが米科学誌プロスワンに発表した。
(3月8日配信 産経新聞より)

比較したのは4~7歳の子供たち。
英国に住む日本語と英語のバイリンガル33人と、日本語だけを話す日本在住の55人。イタリアでは、ドイツ語とイタリア語を話す36人と、イタリア語だけを話す41人を比べた。

具体的なテスト内容は、子供たちに人形劇のDVDを見せ、人形たちが話すセリフがおかしいかどうか? 変なことを言っていないなどうか? という方法をとった。(つまり、セリフに対する理解度や感受性を求めているのでしょう)

その結果、バイリンガルのグループのほうが、より、おかしなセリフ、変なセリフに敏感だという結果がでた。

 今回の結果についてテストを行った板倉准教授は
「バイリンガルの子供は2つの言語を介して異なる文化を学んでおり、より多くの経験を積んでいるため、会話への感受性が高いのではないか」と話している。

ヤフーニュース「バイリンガルの子 高い会話理解力 京大准教授ら発表」より一部抜粋しました。

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