ディズニー英語システム(ワールドファミリー)とフォニックス教材

ディズニー英語システム(DWE・ワールドファミリー)のセットには、フォニックス教材が一切含まれていません。 今回はその理由についてお伝えしたいと思います。

まずはじめに、「フォニックス」について簡単に説明します。
フォニックス、というのは英語の発音ルールのことです。
これを知っている子供は初めてみた英単語でも、らくらく読むことができます。
(私が学生時代もっとも苦手としていた発音記号が不要、ということです!)

▼フォニックスについての詳しい情報は当サイトのコラムへどうぞ

フォニックス教材(Phonics)

フォニックスの考え方は、子供に英語の読み書きを教える上でとても有効です。
ですから、ディズニー英語システムより新しく開発された「アルクのabc」「ベネッセ・ワールドワイドキッズ」「えいごであそぼプラネット」などにはしっかりとフォニックス教材が取り入れられています。

ディズニー英語システムにはフォニックス教材はない

ところが、ディズニー英語システムにはこのフォニックスを取り入れた教材が入っていません。

それはなぜでしょうか?

その理由のひとつにディズニー英語システムが誕生、開発された1978年~1989年頃は、まだフォニックス教育はネイティブの英語圏でも、ほとんど取り入れられていなかったことにありそうです。
またディズニー英語システムは、「英語は英語のままで覚える」というポリシーを持ったシステムです。子供の対象年齢も0歳~と赤ちゃんを対象にしています。

ホームページには対象年齢は大人まで、と書かれています。ですがディズニー英語には日本語吹き替えや日本語ガイドブックがありません。日本語が定着してしまっている5歳以上の子供がいきなり英語だけのDVDを見てもさっぱり理解できず、楽しくないと思われます。
(というのも、私の家族にも全く英語にふれていなかった6歳の男の子がいます。
ですが、「トーマスを英語で見よう!」と誘っても「やだ~ おもしろくない!」と断固拒否されてしまいます^^; )

一方、フォニックス教材が有効なのは、読み書きができる4,5歳以上の子供です。
(日本の子供でも、話す前からいきなり絵本は読めませんよね。話すことができる→絵本をよむ というステップだと思います)

ですからディズニー英語システムはあえて「赤ちゃんにフォニックスは必要ない」というポリシーを貫いているとも考えられるでしょう。

ディズニー英語システムとフォニックス教材のまとめ

まとめとしてディズニー英語システムを購入するときの、注意点を書いておきます。よかったら参考にしてくださいね。

・ディズニー英語システムが100%活かせるのは、日本語が定着していない3歳まで。

・子供がきれいな発音で「英会話」だけできればいいと割り切れるならOK。「読み書き・受験英語」を考えるなら4、5歳以上は別にフォニックス教材もそろえたほうがよい。

以上です。
(これらはあくまでも、私独自の意見となります。私とまったく違う意見の方も当然いるかと思います。ご了承くださいませ)

最後に

「ディズニー英語システムで子供がペラペラになりました」「とてもよい教材です」という高評価がある一方で、日本語訳がなかったり、種類の多い教材を活かしきれないママ&保護者の声もあります。私がちょっと調べたところ>>楽天市場の中古ディズニー英語システム教材がたくさんながれていました。特に昔のビデオバージョンならお値段も数1千円であまりの格安にビックリしました。ビデオなだけで内容は現行のDVD(推定金額約70万円)とおなじだと聞きましたよ。

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